ほしの墓標

脳のリソースがいっぱいになったらここに書き込んで整理します。今は日記を書いています。

古きものの良さよ(2022年3月25日の日記)

・今日は友人たちの卒業式の日でした。もうしばらくは会えなくなるから、顔だけ見に行った。私が学部卒業の時にはコロナ流行開始時期だったせいで卒業式関係は全て中止になっていたので、同級生が大学院を修了して卒業していくのを見送る側になってみて卒業式って良いなあと思わされた。私は卒業式が無かったので卒業した実感があまり湧かなかったのだけど、式典があると人生の節目である感じがして分かりやすい。会場周辺には袴姿の女性がいて華やかだった。

・式典ごとの服装は、女性が振袖や袴で綺麗に着飾る一方で男性はスーツであることが多い。地域特有の文化として男女共に着飾るところもあるだろうが、周辺だけではなくニュースなどを見ても男性はスーツが多い。女性ばかり華やかだと、男女比が全く違う式ごとに華やかさが全然違うのだなあと思った。他の大学の卒業式も同日開催だったようだが、そちらの方が女性の割合が多くて彩度も高かった。袴姿って、ひとりひとり柄や色は全然違うのに、系統が同じというだけで統一感があってその上で華やかなので良いですね。いつまでも見ていられる。

 

・久しぶりに会う友人に対して、どのような話をしてどのような顔をすればいいか分からないので話しかけてくれるタイプの人は貴重だなあと思った。

・それでも「どう?元気だった?」くらいの声かけだと「元気だったよ〜」の一択しか返せないから会話は弾みにくいのだが、声をかけてくれるというだけでもコミュ力が低めの私にとっては有難い。話しかけてくれるみんな、ありがとうございます。

・県外に出て一人暮らしをしている友人たちは、親元を離れるという決心を持ってそうしているからか、一様に、こちらに声をかけてくれる傾向がある。対して私は、実家が近くにあるのと金銭的な理由から、親元を離れずに進学していたのでわりと保守的だった。飲み会も、飲まずにいたり一次会で即帰宅したりしていた。交友関係をわざわざ築かずとも、地元なので友人も親族も居るバックヤードに甘えることができていたのだろう。県外に出て一人暮らしをすることを決めた人はえらい。

 

・卒業式について長々と書いてきたが、今日ももちろん遅刻した。卒業式に出る必要は無いので、卒業式終了後の解散時間を目処に向かっていたはずなのだが30分遅れで着いた。いつもこう。間に合うようにアラームもかけていたのに、限界まで寝ていたので普通に遅れた。限界まで寝ていても、卒業式後の綺麗な人間に会うために己も身支度をするので時間はかかるのだ。結果遅刻した。

・そして昼食のために友人を連れ出したのだが、午後に大学で用事がある友人を遅刻させてしまった。これも私の遅刻癖が招いた事態だった。特に余計なことはしていないつもりだが、時間をきっちり細かく決めて行動するのがかなり苦痛なので、ゆるく動いていると5〜10分の遅れが出てしまう。それぞれの用事で時間が押していくのもあるが、余裕をもたせて行動しないために交通渋滞で時間をオーバーしてしまうのだ。24年生きてもこうなのだが、30年目くらいには定時に着くくらいには修正しておきたい。小学校の頃から既に遅刻魔だったのでまともな人間になれる姿を他の遅刻魔にも見せなければならまい。

・遅刻しない方法を教えてください。もしくは一緒に考えてくれる方を募集しています。怒らない人が良いです。

 

・今日は引っ越した友達が卒業式のために来ていたので、一緒に民泊を借りた。人の家に泊まることが出来るのってすごくないですか?民泊自体を初めて使う。県内って自宅からわりとすぐなので友達を理由にしないと使わないから…。本当は、airbnbで海外の民泊を見ていて憧れていたのだけど、海外へはコロナで行けなくなってしまったのでずっと国内の民泊やゲストハウスを使ってみたかったのです。

・民泊、めちゃくちゃ良い〜!

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・2階が住居、1階が民泊になっている。空くことになる古民家を自身でリノベして民泊としているようだ。お風呂が五右衛門風呂をリノベしたもので、初めて五右衛門風呂の釜に入った。お部屋は畳で、仏間をリノベしたような作りになっている(仏壇は無い)。畳の部屋に布団を敷いて、ストーブを焚いて寝るのが、おばあちゃん家に来たみたいで良い。対応してくれた方も親切で、心地の良い対応をしてくださった。

・祖母も空き家を二軒は持て余しているので、私もリノベして民泊をやりたい〜!と思った。地域維持にもなるし、地域活性化にも繋がるかもしれない。こういうことで過去のものが現在に繋がるのが本当に好きだ。人口が都市部に集中しているけど、そうでない都市にだって人は必要なのである程度は観光拠点となるものを作らなきゃいけない。それは住んでいる人が作り出せば、より地域の魅力を発信できるし、観光資源のひとつともなる。民泊自体はまだまだ一般的ではないけど、これからはもっと選択肢に含めていきたいなと思った。

・ここの民泊は住居部分で犬を飼っているとのことで、たまに私が立てた物音に対して吠えられる。それも、人と人が住む場所ならではで良いなあと思った。地域猫も来るんだって〜。ちらりと見たけど可愛かった。動物が大切にされているのを感じるのも良いことだな。