ほしの墓標

脳のリソースがいっぱいになったらここに書き込んで整理します。今は日記を書いています。

本州最東端の地を踏んだ(2022年3月9日)

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・魹ヶ崎という本州最東端の地に行った。

・数年前から本州最○端というものがあるのは知っていて、比較的近くにある本州最東端の地、魹ヶ崎(岩手県宮古市)に来たいと思っていた。ただ、本州最○端のうちで最も行きづらい場所(往復9.5km3時間)とのことなので、足踏みしていた。台風や落雷で倒木、土砂崩れが起きるとすぐに通行止めになるようなほぼ舗装されていない(踏み鳴らされてはある)山道を歩かなければならないからだ。

・同級生が大学院卒業の節目を迎えてみんなバラバラになるので、宮城県に住んでいるうちに魹ヶ崎にチャレンジしようという話になった。メンバーのうち女性は私だけだったが、他にも運動習慣の無い男性が居たのでなんとかなるだろうと思っていた。

・実際に登るとキツイ。550mで高さ110mを登ることになる最初の坂が一番キツかった。

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 岩手県の沿岸部、リアス式海岸の部分はみちのく潮風トレイルの場所として整備されている。そこでしか魚つき保安林の立て看板を見たことがないので、歩きながら見る度に写真に収めてしまう。なんだか可愛い。海への栄養を育む保安林としても管理されているので、本州最東端の地も、先端の灯台まで電線があり、山中は圏外でも灯台に抜けると電波が届くようになっていた。ちなみにaudocomoのみで、 SoftBankは圏外だった。
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・暗渠という言葉を知ってはいたが、実際に小説以外で使用されているところは初めて見た。今回の旅で1番目か2番目くらいに喜んだかもしれない。同行者と比べてかなりキョロキョロしながら歩いたので、道中の木の根などに何度もつまづいた。後は行きもつらいが、帰りの下りも膝にクるのでつらかった。

・海が広くて綺麗で良かった。震災があってから海を見て喜ぶことが数年間は出来なくなっていたが、ここ数年は出来るようになってきた。震災から10年が経って、復興ができる部分はしたからかもしれない。ただ、高い防波堤に囲まれる海を見ると悲しくなるのにはまだ慣れない。海が身近だったあの頃の東北はもう来ないのだろうか。

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・明日の日中に宮古市を離れてまた宮城県に戻る予定なので、少しでも長く海を眺めて楽しみたい。

 

・友達との旅行なので雑談をしながらだったのだが、たわいない話の合間に今後の人生について話をする機会があった。

・まず就職によって周りの環境が大きく変わることがみんなにとっては新鮮なことなんだなあと、当たり前のことを再認識した。学部卒だと2年前に同じことをやっているので新鮮味がない。なんなら私は就職したところを辞める時期だし。他の同級生はこれから初めての社会経験なので期待も不安もあるようだが応援したい。

・あとは、学部や職業によって就職後のビジョンが異なることも分かった。私は手に職をつけているので、基本的に資格があれば大なり小なりの規模は違えど、全国どこでも働ける。が、同級生らは高度な知識を大学院で学んでから大企業に就職するので、大企業の知識をこれから学んで吸収していく少し良いポストに着く予定だ。なので、業界内での転職は基本NGで転職先での採用は難しく、永久就職を視野に入れた就職となるらしい。推薦枠なども使用しているためより辞めにくいとのことだった。職業柄のビジョンがここまで違うのも面白いし、学生だった時にはその話をしないので気づかなかった。永久就職を考えながら行う就活って嫌だろうなあ、私には向いていない気がする。みんな頑張っていてえらい。

 

・宿が安いのにアメニティが充実していて良い。ヘアアイロンがロビーに置いてあるホテルを初めて見た。みんなこうなってくれーーー!布団は薄いけど、そこまでホテルが寒くないので大丈夫。ありがとうgo toトラベル!英語の間違いが気になるね!

 

・居酒屋で何も気にせずに4人で飲み食いをしたら15,000円だったけど、go toトラベルの地域限定クーポンを使って安く済んだ。すげえ。

岩手県の「AKABU」という日本酒が甘くてアルコール臭くなくて美味しかった!

青森県の「田酒」も次いで美味しかった。

 

・もっとお酒を飲める体質と味覚だったら良かったのに、オレンジジュースとポテトフライが美味しかった…。子ども舌ですね…。