ほしの墓標

脳のリソースがいっぱいになったらここに書き込んで整理します。今は日記を書いています。

今月から復職する

 

 これまで3ヶ月半に渡って休職していたけど、今月から復職する。

 

 

 新社会人として去年の4月から働き始めた。

丁度コロナが流行り始めてしまって、大学生活最後の最後に予定されていた大きいイベント達は全部消えた。

卒業式も、追いコンも、最後の合宿も無くなったからか卒業した実感がないまま入社した。

例年は開催される集団研修も無いままに、現場に配属されて実地研修となった。

毎日が何も分からない状態で始まって、自分には何も出来なかったんだということを痛感する毎日だった。

出来ないなりに、出来るようにしなきゃいけなくて、努力の姿勢を見せるために夜は残っていたし、家に帰った後も勉強したけど、それは当たり前だったらしい。その当時は褒められなかった。後から褒められたけど、当時の自尊心は底辺まで落ちて、今もそこから中々復活できずにいる。

 

 新卒1年目の秋に、部署の再編成があって、新しいことをやるようになった。今まで一緒だった同期とも別れた。同期とはコロナの合間を見て一回だけご飯に行ったけど、それだけだった。繋がりの薄い関係性はすぐに壊れた。部署の仕事は、右も左も分からない新卒がやっと右と左の区別がつき始めたところに、新しく前と後ろが付け足された感じ。当然、頭が回らなくなった。それでも1ヶ月は頑張った。

 

 お正月を迎えても状況は変わらず、先輩方も同僚も新しい環境下で仕組みを構築し直して対応しようとしていたけど、それに順応するのも疲れていた。だんだんと眠るのが難しくなっていった。

 3月になってもまだ部署には慣れないし、抱えていた案件が重いものが重なっていて手一杯だった。そんな中で4月から2年目の先輩として後輩を迎えなければならなかった。

 4月に新卒が入ってきた後、同じように集団研修はカットされて実地研修が始まった。やっぱり現場にすぐに来ても何も出来なくて、でも同期間のつながりもないから新卒の子たちが辛そうで、事あるごとに声をかけたけど、本当はその仕事をカバーしていたので自分の余裕も無かった。

 だんだんとご飯が食べられなくなってきた。でも自分が働かないといけないと思った。まだ2年目半ばだから、学ぶべきことを学んで成長しなければ置いていかれると思った。7月に夏休みをいただいて休息をとった。なんとか体調を持ち直そうと必死に動いた。なんとか楽しみな予定も作ったりして、働ける環境を作ろうとしていた。

 それでも、8月になってコロナがまた流行したあたりで、全部が出来なくなった。

 診断書を書いてもらって休職した。

 休職してから2ヶ月は、休んでいることに常に罪悪感があって何も出来なかった。3ヶ月目からは、少し吹っ切れてご飯も自ら食べるようになったし、気分転換中にきちんと意識を切り替えられるようになった。言葉で書くとこれだけのことだけど、休職中は働いていないとはいえ、なにも生み出せない自分を直視することがつらくて1日1日が長かった。

 休職して100日が経過したし、働かないことにも罪悪感が芽生えてきたので年末から復帰しようと思った。

 でも今はとても怖い。

 

 仕事自体は好きだし、やりがいもある。誇れる仕事だとも思う。

 でも実務が圧倒的に多い。そしてその中で、個人の裁量に顧客の利益が左右されることがある。特に2年目でしかない私は無力感を抱くことばかり。顧客にとっての最善を私が提供できていないと思う。でも顧客はひっきりなしに訪れるから、新しい顧客の背景や要望を勉強して応えてはいるつもりだ。ただ、顧客もギリギリの状態だから、私の働きによっては上手くいかないことも多い。

 スキルアップももちろん求められるから、毎月毎月課題が課される。実務に追われてそれどころじゃないが、やらねばならない。

 

 休職前はこれらの仕事もできていたけれど、ダメになって休んでしまった自分がまた働けるのだろうか。

 役に立たなければ必要がない程度の人材なのに、復職して足手まといになって良いのだろうか。

 3ヶ月半も休んでいた2年目の後輩は、腫れ物に触るような扱いを受けるんじゃないか。

 なにより、私が休んでいる間も現場で頑張っていた先輩や同期、後輩に顔向けができない。

 

 来週に最後の復職前面談がある。

 復職に対しての恐怖が多い中、上司と向き合うこともとても気負うことだけど、社会人としてまた働けるかどうかは生きていく上で明らかにしたい。なんなら働ける状態でありたいから一歩を踏み出すしかない。

 もしダメだったら出来そうなことを探すだけだと自分に言い聞かせるしかない。

 

 がんばるぞ